【鉄道限定】マニアも唸る!JR・国鉄を徹底紹介①

新幹線も良いですけど、やはり私たちに馴染み深いのは通勤型電車ですよね。
いつもお世話になっているという方が大半だと思います。
そんな通勤型電車ですが、都心や地方だけでも数え切れないほどの種類の電車が存在します。
すでに運行していない電車の中にも、コアな鉄道ファンがいたり、普段使用していた一般の方の残念な声が聞こえたりもします。
今回はそんなコアな電車を含めて、どんどん素晴らしい電車の魅力を紹介していきたいと思います!
JR・国鉄時代の電車|785系
出典:http://www.chiba-train.net/
785系は1990年にJR北海道が製造した鉄道車両です。
この車両は札幌と旭川を運転する特急列車として、4両編成と2両編成のそれぞれ5本が製造されました。
この車両が運転される前は781系というのがありましたが、高速道路への対抗策として従来車両よりも10㎞/hはやい130㎞/h運転をして札幌と旭川の所要時間を10分短縮させて1時間20分運転を実現させて投入されました。
その後、2002年に社内の経営方針が変わり千歳空港への直通運転を目論みましたが、このままでは車両数が不足するために中間車が7両製造されて編成の組み換えが行われました。
その中間車は、リクライニングシートでありながら従来の車両よりも、より豪華なグリーン車並みのシートとなりました。
しかし、その際に2両編成が1本だけ余剰となり、わずか12年ほどで長らく保留車のままとなりました。 しかしその余剰車はここから8年ほどの期間を経て青函トンネル線の特急列車として使用されることになりました。
その転用の際は片方の運転室は撤去されたり車内リニューアルがなされるなどの大改造がなされました。
JR・国鉄時代の電車|789系
日本は四季があり地域によってもそれぞれ四季の様子が異なります。
北海道は冬が長く雪がつきものですし、沖縄だと夏が長く雪は一切降りません。
北海道以外では東北や日本海側、山間部などでは雪が多いので鉄道においては雪対策が必要な場合があります。
雪があるのを前提で走行しなければいけませんから、それなりの設備が必要になることもあります。
789系に関してはJR北海道において開発された車両で、当初は東北新幹線と函館を結ぶものとして登場します。
現在は東北新幹線は新青森まで到達していますが、盛岡以降は一旦新八戸まで開業していたことがありました。
この時に八戸から函館を結ぶ特急白鳥、スーパー白鳥として運用が始まります。
現在は新青森まで来ていますから、新青森から函館までの運用でも使われています。
北海道は気動車王国で、この車両についてはキハ261系をベースに作られています。
そのために形もよく似ています。
青函連絡ようと以外にも札幌付近において新千歳空港までを結ぶ特急や快速の車両として使われています。
JR・国鉄時代の電車|157系
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/
国鉄157系電車とは、現在のJRがまだ国鉄という名称だった頃、1959年に製造された電車です。
1958年に東北本線と日光線が電化した際に以前に走っていたキハ55系気動車の準急、日光をさらに改良しスピードアップすることで、観光地として有名な日光への観光客を呼び込むために造られました。
一部の鉄道ファンには大変人気がありました。
外装はベージュと赤のツートンカラーです。
特急型車両と一般車両の両方を備えており、内装は1等車がリクライニングシート、2等車は回転クロスシートの座席でした。
テーブルもついていて、使用しない時にはたたんでおくことができました。
また、現在の電車ではありませんが壁面に灰皿がありました。
観光列車としてふさわしいように、トイレと洗面所がすべての車両に配置され、特にサロ157形という電車には外国人観光客の利用も考えられることから洋式トイレを採用しました。
また、皇族の方が御用邸に移動される時に、乗られる列車も同系列の貴賓車クロ157形という車体です。
1960年に川崎車輛が製造したもので現在も利用されています。
JR・国鉄時代の電車|151系、181系
国鉄時代の特急電車のカラーとしては、クリーム色に赤いラインのものが主流でした。
形としては当初はボンネット型が多く、その後に平らなタイプが登場することになります。
ボンネットタイプの最も初期に登場した鉄道車両が151系になります。
新幹線が開通する前に、東海道線の電化に伴い特急電車として運用されることになります。
最高速度は120キロですから、今の車両と変わらない高性能であったことがわかります。
この後にも車両の開発が行われます。
161系と呼ばれる車両があり、こちらはボンネットタイプでも少し見た目が異なっていました。
それは正面に赤いラインが入っていたのです。
多くの特急で運用されていましたが後期においてはときとしての運用が知られています。
さらにその後に登場するのが181系になります。
新造されることもありましたが、他の車両からの改造として製造されることが多かったようです。
性能としてはアップされた状態だったので、その後に長らく活躍することになります。
現在は運用はされていません。
JR・国鉄時代の電車|183系
鉄道の車両に関しては、電気とディーゼルなどでそれぞれ何系と付けられています。
系の前には数字が付けられていて細かく分類されています。
数字やアルファベットがついたりすればそれらは違う種類の車両になります。
逆に全く違うもが同じような系統になることはありませんが、結果として同じ系統になることがあります。
183系については元々は房総半島地区をはしる特急用として開発がされました。
運用については主に関東地方で行われ、JR東日本などで運用が引き継がれる事になります。
それとは別の形で誕生した183系が存在します。
それはJR西日本で運用されているもので、元々は485系や489系など別の系統だったものです。
なぜ系統が変わったかですが、運用の変更によって改造がされたためです。
改造により本来の系統での管理ではなく、別の系統での管理が望ましい状態になったため同じ系統になっていますが、出処としては全く異なるものです。
走っている地域が異なるので並んだりすることはないでしょうが、並ぶシーンがあると面白いかもしれません。
現在はほとんど運用されていません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
北海道ですと、雪対策のための設備がある電車であったり、外国人観光客の利用も考えて洋式トイレの採用であったりと、電車の歴史からも日本の技術やホスピタリティ精神がうかがえますね。
そういったサービスの観点から電車を見てみると、新しい発見があるかもしれません。
次回、JR・国鉄を徹底紹介②も目が離せません。